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「ねーちゃん…。痩せた?」
すぐ口にでたのはその言葉だった。
「あー。わかる?ダイエットしてるの。じゃなくて、似合う?って聞いたんだけど?」
なんか、まともに話してくれなくて
「もうちょっと太ったら、もっと似合うけどねー。 俺、用事あるから行くよ。気をつけて帰れよ。」
席を立った。
テーブルについた、俺の左手を、ねーちゃんの冷たい手が力なく掴んで
「ゆーき、ありがとう。最高の誕生日プレゼント。また、ね…。」
って、下向いたまま言った。
それから1週間後の金曜日の20時過ぎくらい。
いつもなら遊び行ってたけど、プレゼント代で金なくて、珍しく家にいたんだ。
そしたら、家の電話が鳴った。
ちょうどリビングにいて、テレビ見てた。
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