--陽菜さん 2--

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━━━━━━━━━━━ 俺、ねーちゃんの彼氏だった、たけしさんの会社に行った。 出てくるまで、ずっと待ってた。 何時間も待った。 夜になって、見覚えのある人が出てきた。 「たけしさん…。」 近付いて話しかけた。 びっくりした顔して、でも、すぐに気まずそうな顔して 「ゆーき、久しぶり。どうした? …。陽菜に、聞いた?………。ごめん…。」 謝った。 俺の中のなんかがズレた気がした。 「ねーちゃん、何にも言ってねーよ。もう言えねーし。ねーちゃん、死んだ。自殺した。お前らが殺したんだよ。のうのうと生きてけばいいじゃねーか!!」 思いっきり腹に蹴りをいれた。 「二度と、連絡してくんなよ。」 腹の中がムカムカして、手足が冷たくなって、怒りを通り越した、なんか初めての感覚だった。 >>>>
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