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半コールも鳴らなかった。
「あっ!!あっこ?朝からごめんね!! 今日事務所に一回来れない?」
「えーっと、バイトが16時までなんで、その後なら大丈夫かな?」
チラッと優樹を見ると、
(行ってきなさい。)
と、言わんばかりにうんうん頷いてる。
「待ってるから!!また連絡して!!じゃあ!!」
慌ただしく電話を切った阿部さんに、たくさんの疑問が残る。
テーブルには優樹がご飯を並べて置いてくれた。
お茶まで煎れて。
「「いただきます!!」」
今朝も元気よく。
「なんだってー?仕事?」
マフィンをかじりながら、優樹が聞いてきた。
「ん~。なんか良くわかんないけど、話があるみたい。」
ウィンナーをつまみながら答える。
「きっと、いい話。ねーちゃんが夢にでてきたもん。」
びっくりして、ウィンナーを落とした。
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