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｢あっこー!!時間っ!!上がって!!お疲れ様ーっ!!｣
店長がキッチンから顔を出して言った。
時計がないから、時間が本当にわからない。
(あー、行かなきゃ…。)
｢ありがとうございます!!お先に失礼します!!｣
ホールを通りながら、ロッカールーム目指して、キッチンに向かった。
キッチンに入って頭を下げてロッカールームに向かう。
足が重いのは気のせい？
自分のロッカーを開けた時、微かに歌声が聴こえた。
慌ててキルティングバッグを開け、iPodをみる。
電源が入りっぱなし。
ずーっと再生中だったみたい…。
残り少ない電池マークが、更に弱気にさせる。
(でも行くって言っちゃったし…。)
充電のし忘れを激しく後悔しながら着替えた。
ロッカールームでメイクを直して、香水を少し。
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