--あたしと優樹--

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深呼吸してから 「流されちゃおっかなー…。って、そんな軽い女じゃないから、あたし。じゃーね、おにーさん。」 ちょっと本気。 ちょっと期待。 残りは………? 海を背にして、甘いココナッツの匂いのするお店へ戻る。 「知ってるーっ!!!!!」 いきなりおっきな声出すから、ビクッてなった。 でも振り向かなかった。 「俺、"ゆーき"!!だいたいこの海にいる!!」 更におっきな声で叫んだ優樹に、振り向かずに、大きく手をふった。 >>>>>
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