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「あっこー。も、無理。すっげー好き。彼女になって?一緒に居たい。」
夏の終わり頃、優樹は言った。
半年間、想っていてくれた事。
抱えているものを理由に"恋愛"はしないつもりでいた。
でも、優樹はあたしの抱えているものも含めて、包み込んでくれた。
(散々話し合ったのだけれど…。)
それから、正式に彼氏・彼女になった。
そしてすぐ、一緒に暮らし始めた。
一緒に居たかったし、一緒にいるのが自然だった。
何より、優樹が毎日、毎日、耳が痛くなる程に言ってきたから。
「あっこがいないと、俺不眠症になりそぉ…。」
とか、ね(笑)
優樹は何でも包み込んでくれる。
守ってくれる。
心を楽にしてくれる。
心に栄養を与えてくれる。
暖かさを教えてくれる。たまに怒ってくれる。
いつも居てくれる。
大きな"優"しい"樹"みたいに。
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