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あたしの顔を見てすぐに、優樹は真顔で
「あっこ…。顔色、悪い。疲れた?安全運転で帰ります!!寝てていいよ。」
って、頭をくしゃくしゃって撫でてきた。
(落ち着く………。)
「あっ!!!!!」
思い出した。
「なっ、なにっ?!」
優樹もびっくりした。
ハンドル操作がちょっとブレた。
「今日、撮影で行ったお店で、愛美ちゃんに会えたの!!愛美ちゃん!!覚えてるでしょ?!そのお店で働いててね!!あっ、『home』の近く!! 偶然?! 運命?! だから、アドレスと番号渡したの♪ またね、ってー!!」
浮かれまくってるあたし。
「……。連絡、きたの?」
冷静な優樹…。
慌てて携帯を取り出して、着信の確認、メールの問い合わせ。
「来て…ない…。」
(嫌だったのかな?間違えて教えちゃった?)
もうパニック。
顔面蒼白。
だったと思う。
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