--赤いクッション・赤い苺・赤いチェリー・赤いネイル--

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大小さまざまな形の赤・白・緑のビーズを吊した長めののれんをくぐり、キッチンに入って、お湯を沸かす。 お茶の準備、お箸とお皿を用意する。 優樹はお風呂洗い。 お湯を溜める音がする。 実花子さんにデコってもらった携帯を見る。 (まだ…来ない…。忙しいのかもしれない。そのうち来る!!) ヤカンがピーッとなって、お湯が沸いたことを知らせる。 ポットに移し、またまた赤と緑で色違いの大きめの湯飲み茶碗と茶葉を入れた急須を丸い籠のトレーにのせ、一緒にテーブルへ。 「ご飯食べたら、お風呂入りなね?」 まくった袖を直しながら、優樹が言った。 「……ありがとう。」 二人で、テーブルとセットだった藤の椅子に向かい合って座る。 「「いただきまーす!!」」 [挨拶は笑顔で!!元気よく!!明るく!!] ここで培われていきました。 食べながら、お互いにその日の出来事を話す。 今日は8割あたしが話してた、と思う…。 でも、疲れてたいたからか、あまり食が進まない。 サラダや黒オリーブばっかり食べて、魚やパスタはつまむ程度。 >>>>>
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