--赤いクッション・赤い苺・赤いチェリー・赤いネイル--

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ボディスクラブで体を洗い、シャワーを浴びてお風呂を出た。 洗面所でスキンケアをして、リビングへ。 「優樹、ありがとう。お次にどうぞ。」 そう言ったあたしに、 「シャワーだけね。」 と得意気に言って、着替えを持ってバスルームに。 丸い白いクッション二つ。赤と緑のクッションが一つずつ。 ソファの上で、マッサージしながらクリームを塗る。 携帯をみる。 着信0。 期待したメールは…。 メルマガが3件 バスタオルをもう一度頭に巻きなおし、食べ残したご飯たちを冷蔵庫の中へ。 使った湯飲み茶碗やお箸を洗う。 何かしてないと不安だった。 (いや、なんだかんだもう22時過ぎだし、愛美ちゃんって22時くらいには寝ていそうだし…!!待つ!!) 「まーつはぁ~♪いつまでもまーつはぁ~♪ふふふふふんふ♪」 食器を片付けながら歌っていたら、上半身裸の優樹が 「俺の事?」 って…。 でもすぐに、 「あ、"えみちゃん"ね…。」 って、言った。 そして、ソファの下からへアケア用品が入った籠をだし、 「あっこー!!おいでー!!」 って、犬を呼ぶみたいにあたしを呼んだ。 >>>>>
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