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なんだかんだでお昼近く。
優樹も着替え、近くのスーパーに買い出しに。
簡単に荷物をまとめ、古着屋で購入したキャメルの小さい肩掛けバッグに必要なものだけ詰め込んだ。
ペタンコのキャメルのサボ。
平日だから、道も空いている。
スーパーについて、1週間分の食材の買い物。
あたしが大好きな黒オリーブの水煮と、優樹の大好きなギネスビールは、ちょっとした贅沢。
なるべく、携帯は見ないようにした。
期待して、期待して、来ていなかったら、物凄く悲しくなるから…。
「あっこー。今日は何したい?」
運転しながら、優樹が言った。
「ん゙~~~…。 ゆっくり、のんびりしたい、かな。日向ぼっことか?」
ボケーッと、流れていく風景を見ながら言った。
「わかったー♪」
優樹はそのまま、自宅方面に車を走らせ、
「ちょっと待ってて!!」
と、言って、食材を部屋に置きに行った。
暖かい陽の光が、まだ冷たい風が、なんだかとても気持ち良かった。
目をつぶる。
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