7人が本棚に入れています
本棚に追加
/273ページ
何度も何度も目が覚めた。
その度に、枕元に置いた携帯を開いた。
(まだ5時半…。)
(まだ6時半…。)
(homeのバイトが、11時から…20時まで…。確か、chocolateは11時から17時…。月・火休み…。バイトが終わったら、かけ直そう…。)
そう言い聞かせては、また眠りについたけど、全然眠れないままだった。
7時はに起きて、いつものルーティーンワーク。
今朝の[その人]への挨拶は、2人でした。
ソワソワしているあたしに気づいた優樹が
「あっこ、ちょっと落ち着きなさい。 大丈夫だから。」
って、朝食を作るあたしを後ろから抱き締めて、ヨシヨシってした。
「うん…。」
なんでこんなにも落ち着いていられないのか、わからなかった。
仕事の連絡な訳じゃない。
誰かの命にかかわる連絡な訳じゃない。
でも、ソワソワと、落ち着かない気持ちが、心の中を支配した。
>>>>>
最初のコメントを投稿しよう!