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純一の本に無数のローチが迫る。
純一「今度こそ、本当におしまいか…」
そう言った瞬間、純一の手元に何かが降ってきた。それは何かのケースの様な物とカードだった。
純一はそれを手に取り、辺りを見渡す。そして、純一の後方から黒いスーツに身を包む、長身の青年が、歩いてきた。
そして、純一は彼に問いかける。
純一「あなたは…あなたがこれを…」
そして、青年は答える。
一真「俺の名は剣崎一真…またの名は…」
そして、青年は自分の名を名乗ると、今度は純一に渡したケースに似た物を取り出し、そして純一に渡したカードの様な物を差し込む。そして青年は更に答えた。
一真「仮面ライダーブレイド!」
純一「仮面…ライダー…」
そう言うと、彼はそのケースの様な物を腰に当てた。それはバックルだった。
そして、バックルは先程のカードの入った所が裏返り、スペードのマークが出てきた。更にそのバックルから四角い光が前面に飛び出した。
その光を一真が潜ると、一真は仮面ライダーへと姿を変えた。
純一「あれは…あの時の…」
黄金に輝く、仮面ライダー…その仮面ライダーは紛れも無く、純一が四年前に見た、仮面ライダーだった。
そして、一真はローチ達に切りかかり、瞬く間にローチ達を全滅させた。
そして、一真は変身を解除した。
純一「また、あなたに助けられましたね。仮面ライダー…いや剣崎さん…」
そう言って純一は一真に話しかけた。
一真「人類を守るのがライダーだ…うっ!」
純一「剣崎さん!」
一真「大丈夫だ…それより、俺の話しを聞いてくれ…」
苦痛の顔を見せた一真だが、彼は話しを続けた。
一真「君の見ての通り、俺は仮面ライダーだ…だが、こうしてライダーとして戦っていられるのも今だけだ…」
純一「今だけ…ですか…」
そして、純一は一真に問う。
純一「いったい、何故、今になって、怪物が現れたのですか?この世界に何が起きようとしてるのですか?」
その問いに一真は一つ一つ答えようとする。
しかし、その時、2人に目掛けて光弾が飛んできた。
一真「危ない!!」
そして、一真は純一を庇い負傷してしまった。
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