ボクの愛する人へ

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   一つの恋心。いつの間に花が咲いたか判らぬほど、何が種だったか判らぬほど、気付いてみたらしていた恋。  貴女ほど身近で、けど遠くって。ボクにとっての夢と、とても似た存在。  だけど貴女は息づいて、困った事があれば声を潜め、悲しい事があればむせび泣いて、辛い事があれば鼻声で訴えて……。嬉しい事があれば意気揚々、楽しい事があれば声をあげて笑って、幸せな事があれば猫みたいな声をだして……。  貴女の声が好きで、たまらなくて。恋心に気付いて一気に咲いた花の、花弁のような感じ。
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