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貴女は寂しがりやで。遠距離恋愛はきっと苦手。ましてや年齢差も大きいのだから、貴女にとっては暗闇を歩いている気分だろうね。
ボクはきっと、その暗闇じゃ見付からないんだ。貴女が小さ過ぎると思っているランタンは、ボクの道を照らしている。ありったけの光を浴びて、ボクは道を歩いている。
貴女の小さなランタンで照らされるほど細く、短いボクの道だから、きっと貴女には見付けらないんだ。
ボクは貴女を見れても、貴女はボクを見えなくて、きっと凄く寂しいんだろうなって思うよ。
だから暖めたい。貴女の道を。ボクのランタンが貴女の道を照らすまで、貴女の道がボクの道と交わるその時まで、貴女を暖めたい。貴女にこっちだよって、声を出したい。
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