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目が覚めたらそこは、とても無機質で、冷たくて真っ白だった。 目の下にくまを作った、岡田が私を見てる。 あー私まだ生きてるんだ。 また死にそこねたんだ。 服用しすぎた薬のせいで、頭は働かないながらでも、生きてる事だけはちゃんと理解できた。 腕に繋がれた管から、ポタポタと、私が生きる為に必要な液体を、ゆっくりと流し込んでる。 私はまだ生きてる。          
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