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ガラガラ
「あっ遥奈~!遅いよ~何、和馬君と話してたの??」
ニコニコな美香の表情を見た美咲は…とても、笑うことができなかった…
「ごめん。ちょっと昔の話を…。」
「そう♪」
美咲は自分の席に着いて…重たい口を開いた…
「ねぇ~本当に『死神掲示板』やめなって!?」
「もう、遥奈って心配性なんだから♪大丈夫だって!!健太~遥奈がね…『死神掲示板』やめなって言うんだけど…安心だよね♪♪」
「美咲!!何が心配なんだよ♪俺なんか『死神掲示板』で20000も稼いだんだぜ!!単なる万引き犯捕まえただけで♪今日は大物、捕まえに行くんだぜ!!」
「ね、遥奈♪20000とかヤバいでしょ!!私だって万引き犯ぐらい捕まえられるよ!」
「で、でも……」
(死ぬかもしれないって言いたいけど…今、言ったらダメ……。)
「でも…何よ?」
「うぅーん…何でもないよ。」
「今日の遥奈なんか変だよ?具合でも悪いの??ご飯も進んでないし…!?」
「心配させちゃって、ごめんね…。ちょっと、ダイエットしてて♪エヘヘヘ…」
「遥奈、ダイエットしてるの!?こんなナイスバディーなのに!?無理しちゃダメだよ♪」
「ありがとう。」
(ダイエットなんかするわけないじゃん…お腹は空いてるけど喉を通らない…。あんな話を聞いた後じゃ…。)
「なら、オレが弁当もらってやるよ♪」
そこには美咲と違いニコニコした和馬が立っていた…
(…お前のせいで食べれないのに何がもらってやるよ だよ!?)
「あんたにあげるくらいなら…私が食べる!!ムシャムシャ…」
「あっ…!?卵焼きぐらいくれよ!!弁当、持ってきてないんだよ!!」
「ほら!」
「……トマト!?」
「何か文句あるの?」
{やっぱり悪魔だ!!!}
「あ、ありません…パクっ…うん、トマト美味しい♪」
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