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「どこ行くのよ!?こんな淫らな格好で帰れるわけないでしょ!」
{この女にはデレはないみたいだ…。綺麗に期待を裏切られたな。}
「じゃ~このジャージやるよ♪じゃーな!」
自分の着ていた黒いジャージを渡した…
「待ちなさいよ!」
{…まだ、何かあんの!?オレはあいつらを追いたいんだけど……。}
「これ!」
{おぉ~綺麗な生足だな!だから何?}
「何、ポカーンとしてくれちゃってんの?裸足よ裸足!!」
{ま、まさか…!?}
「靴までとは言わないよな?」
「私に靴を貸すか?おんぶして家まで送るの?どちらが良い??」
{悪魔だ悪魔!!}
と考えつつも優しい男は自分の履いていたスニーカーを彼女に渡した…
「しょうがねーな。ほらよ!」
「ありがとう。あなたは靴どーするの??」
{できれば返して頂きたい。とは言えんし…あっ!?}
「予備のサンダルあるから平気!!」
ガサガサ
「ほら♪去年の夏のサンダル!」
「臭い…」
クンクン
「うげっ…こりゃ臭いわ。ただ、裸足よりは少なからずマシだ!」
「近寄らないで!!」
「ヘイヘイ、じゃオレはもう行かせてもらうわ!!」
{ふぅ~やっと、あいつらを追えるぞ♪}
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