「姉弟ほど近く遠いものはない」

「とある日曜日のことだ」

姉「仕方ない、洗ってくるか…(ﾉｿﾉｿ)」

弟「…………そんなに嫌か？」

姉「いやー、他の曜日はともかく、日曜は基本的に疲れているからなぁ。あんまり動きたくない(ﾉｿﾉｿ)」

弟「………………はぁ、しゃあない。風呂洗いは俺がやっとくから、姉ちゃんは座っとけ」

姉「おっ？ いいのか？ 私はそういうのは遠慮しないぞ？」

弟「遠慮せんでいい。と言うか、そのスピードだと洗い終わるまで一時間ぐらいかかりそうだ。俺がやった方が早い。行ってくる(ｽﾀｽﾀ)」

姉「………いやぁ。弟は存外上手なのかもしれないな、言い訳。と言うより、照れ隠しか。この場合。そんなところも大好きなんだぞ、弟」

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