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智君が待ってるから、のろのろと着替え始める。
服も全てお姉ちゃんが用意をしてくれてたから、着替えて軽くメイクを直す。
元々メイクは薄くしかしてなかったから、時間はかからない。
ナチュラルメイクにお気に入りの薄いピンクのワンピ。
いつもよりかは可愛く見える気がする。
いつもよりかは、だけどね。
とりあえず、おとなしめのお嬢さんには見えてると思う。
智君のご家族には、悪い印象を与えない程度には、化けれたはず。
もう一度だけ鏡で顔を確認して、多分問題ない。
納得出来たから自分の部屋から出て階下のリビングに降りる。
リビングにはまだソワソワしている、
お父さんとお母さんがソファに座っていた。
お姉ちゃんはリビングから続くダイニングの椅子に変わらず座ってる。
「用意終わったよー。」
誰にとかじゃなく、告げる。
待ち合わせ時間って何時なのかな、とぼんやりと考えて携帯をチラッと見る。
五時少し前か…。
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