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てくてくと、非常に軽やかに尚適当に歩いている。そうすると、非常に意味不明な路地に出る。まるで、闇のようだ~とは、言わないが暗い。
「ここは何処なんでしょう?。」聞かれた。そう聞かれてしまった。答えようがない。当たり前に答えようがない。
「何処なんでしょうね。」返す、これしかない。
「地図とか持ってないんですか?。」俺が聞くが首を横に振られた。
そうこうしていると、と、いつものフレーズを思い浮かべていると。小さな店があった。そう路地のなにもないただ細く、暗く、汚い。その終わりに寂れた店。店の名は{砂夢頭}
「ん?スナユメアタマ?。」俺が聞くと女の子はとても目を輝かせシャムトと言った。ここがそれか。
ガラガラと開けると小さい喫茶店だった。
「イラッサイマーセ。」マレー系の女がまず一言。
中から綺麗な成りをした。小汚いオッサンが出てきた。
「まっ、さっちゃんじゃない!。いらっしゃい。」
「お久しぶりです。」
「あら、そちらの人は?。」
「はじめまして。辻です。」
「はじめまして。辻君、そうねツー君ね。」勝手につけられるあだ名。
「あんた達も死んだのね。」
「はい、先月引かれまして。」
「僕はバスが横転しまして。」
「チナミニ、ワタスハ、マンホールハマッタ。」しんと空気が張った。
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