許されぬ恋

私は急いで 家に向かった。

家に着くと 明かりがついていた。

私は家の戸を開けて驚いた。

旦那が玄関で土下座していた。

私は「どうしたの？変よあなた。」と言った。

そして「すまない！ 俺と別れてくれ！ 」と旦那が言ってきた。

私は知らない振りをして芝居をした。

「どうしたの別れてくれなんて！冗談よね！」私は笑いをこらえていた。

「君に黙ってたけど、お前の親友のみどりと関係を持っていた。
昨日みどりからお前が 知ったことを聞いた。
おまけにお腹の中に俺の子もいると………お前にはすまない ………でも俺は守りたいんだみどりとお腹の子供を」と必死で頼んできた。

「今まで私を騙してたのね！酷い！」と泣いて見せた。

「お前を悲しませてすまない！でも俺は決心したんだ。わかってくれ」と言った。

もう荷物を用意してたみたいだった。

その荷物を持ち「頼む 離婚届けにはんこおしてくれとふかふか頭を下げてきた。

「わかったわあ。子供がいるんじゃ仕方ないわね みどりと子供を大切にしてあげて」と言って 私は離婚届けにはんこを押した。

（もし 今隼人がいなければ私ははんこを押さなかったわあ……だって許せないもの）

私は心で思っていた。