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・・・・廊下側の窓から見ていたあたしの肩を叩く人がいた。
ビクッ・・・あたしは、へんな物でも見るようにその人を見た。。。
振り向いたとたんその人は、一気にしゃべりだした。
・・・な、なにこの人?自己紹介とかないわけ?
その人はあたしより歳上で、目鼻立ちのきれいな長身の人だった。
『寛大くんのお母さん?・・よね。』
あたしの返事を聞く事なく、まくし立てるようにしゃべる。
あ・あの。寛大の番なんですけど。これを見る為にあたしは会社ぬけてきたんですけど・・。
そんな思いも届かず気づいたら、授業参観は終わっていた。
寛大が、泣きそうな顔でこちらをみていた。
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