外伝⑤

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私達はそれから みんなで海で遊んだり アジトで飲んだり… (一輝はノンアルコール。 ゴメンね…) たくさん写真もとった… 私達は16時頃まで遊んで 後片付けをした‥ リョウ君と大悟君も 手伝ってくれて みんなで別荘に荷物を運んだ。 そして、 リョウ君と大悟君に 別れを告げて‥ 二人は 自分達の別荘へと 帰って行った。。 私達は女子と男子に別れて 順番にお風呂に入った。 荷物を車に運んでいる時 慎さんが一輝に声をかけた。 「一輝。お前少し寝てこいよ。まだ時間あるし‥ 運転キツいだろ?」 慎さん優しい… 「んー。 ‥ナナも連れてってイイ?」 一輝は私の肩に手を回した。 「ああ。イイよ。ナナちゃん。旦那様を寝かしつけてやって。ニコルは起こさない様にね‥」 希美は笑っていた‥ 「…はい。。」 私は一輝に引っ張っられて 2階の部屋に行った。 一輝はベットに横になると 私の腕を掴んで引き寄せた。 一輝は自分が 寝かしつけてもらう側なのに 私を寝かしつけるみたいに 私を包み込んだ‥ 「ナナ。楽しかった‥?」 一輝はゆっくり 私の髪を撫でた‥ 「うん。 ‥すっごく。楽しかった。 友達も出来たし‥」 「フフフっ‥友達ね。 良かったな‥。」 一輝はチョンマゲではなく いつもの様に 目にかかる前髪から 優しい瞳を覗かせて笑った‥ 「帰るの‥淋しいなぁ。」 「ん。また来れるよ‥ それに‥ 帰るトコは一緒だろ?」 一輝は私の頬を優しく撫でた‥ 「‥そうだね。 一輝と一緒だもんね‥」 一輝は私の唇に そっとキスをした‥ 唇が離れたと思ったら またくっついた‥ 何度もくっついたり離れたり‥ お互いの唇を 味わうかの様なキス。。 「フフフっ‥ ニコルが起きちゃうな…」 一輝が笑いながら言った‥ 「慎さんに言われたのにね‥」 「無理だよな‥」 一輝はまた笑った‥ 「無理だよね‥」 私も笑った‥ 何だかとっても‥ 幸せだった… 「ナナ。寝よっか。」 「うん。寝よう。」 私達は 二人で一つの卵に 入っているみたいに‥ 抱き合って眠った‥ 海で ぷかぷか浮いてるよりも‥ ずっと、ずっと‥ 気持ちが良かった。。 この場所が‥ 一輝の腕の中が‥ 一番。 気持ち良かった。。。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥Fin。
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