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「分かったやる。やる。ミスったら祓ってや、父ちゃん頼むけんね」
Mここで電話を切りました。
最後にMは2分ほど思いっきり大泣きして、しゃくりあげながら
「よし」
と正座になり、自分の膝のあたりをパシっと叩きました。
もう泣いてませんでした。
なにか決意したようで。
M「A・・・カッターか包丁貸してごせや」(『ごせ』ってのはうちらの方言で、~してくれとかの語尾ね)
俺「お、おい、何するん!?」
M「誰か殺そうっちゅうじゃない、Sちゃん祓わないけん。
Sちゃん、俺見て怯えるなっちゅうのが無理な話かもしらんが、怯えるな!
KもAも怯えるな!
とにかく怯えるな!
怯えるな!!負けるか!負けるかよ!!俺が居る!怯えるな!怯えるな!なめんな!俺だってやってやら!
じいちゃんやってやら!
見てろよ糞!糞ぉおおおおお!」
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