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『ずっと連絡もしないで… ごめんな』 慎一は優しく言う 慎一が… 電話をかけてきてくれただけで 慎一の声が聞けただけで 千由里はもう胸がいっぱいだった 慎一は新しい仕事の話しをたくさんしてくれた 忙しいながらに充実している様子が伝わってくる 詳しい内容はわからない千由里だったが慎一が元気で頑張っているのがわかり安心した 『お前も仕事…順調か?』 慎一の問いかけに千由里は無言になった 仕事なんて… 行ってない… 慎一には言えなかった 慎一との事を引きずって… 今まで何をする気力もなかった千由里 知らない土地で一人、仕事に必死で打ち込んでる慎一が何故かとても遠くに感じた 自分だけが取り残されてる 自分だけが… 現実を受け入れず、進めないでいた
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