最後に送るありがとう

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それは、ある少女に起こった 突然の出来事でした。 高校生になって 2回目の春が来た。 「同じクラスだって、良かったね!」 「そうだな、 今年も楽しく過ごせるよ。」 軽い会話をしながら 私達は教室へと向かう。 私の名前は未来。 話し相手の彼は幼なじみ、 そして恋人同士。 彼は1人では歌えない 私のために 家族のいない私のために 一緒に居てくれてる。 今日は新学期、 早起きした私は 同じクラスになれるか ドキドキしながら学校に来た。 彼は少し無愛想だから わかりにくいだけで 実を言うと前日の夜は なかなか寝付けなかったと思う。 少し寂しい気もするけど そんな彼が私は大好きだった。
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