憂鬱な懇談会

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学級委員会 二名 成人教育委員会 二名 広報委員会 二名 安全部 一名 成人会員 四名 「あの、成人会員って?」 佐枝子が聞くと、 「成人教育委員会の主催する講座に参加するから、ポイント0だけど、クラスの係活動はしないというもので、成人もれたら、成人会員狙ってるの!」 「じゃあ、私もそうしよう♪」 二人はうなずき合うと、 「では、学級委員会の立候補から…」 絶対いないだろうと、目を合わさない用に下を向いていた佐枝子は、すぐ左側から声が聞こえてビックリした! 「は~い!学級委員、やりま~す!」 さっき、1ptを次に取るのに大変になると話してくれたママさんだ! なんで明るく、そんなに立候補出来るのか、ビックリしていると、 「佐山さんがやるなら私も!」 と、もう一人立候補が! 「他にいませんか?」 他になんて出るわけ無いじゃない~! 佐枝子の心の叫びと同時に、司会が 「学級委員、他に立候補が有りませんので、佐山さん、桜田さんでよろしいですね?」 「賛成の方は、拍手をお願いします!」 全員が拍手した。 「学級委員は賛成多数で、決定しました! では、成人教育委員会…」 「はい!」 学級に決まった二人の他、全員が手を挙げた…。 「15人ですね…では、皆さんで、前に出て頂いて、話し合って頂いて、決まらない場合、じゃんけんで勝った方二名が、成人教育委員にします!」 話し合いではらちがあかないから、じゃんけんにと、すぐになり、佐枝子と隣の方は、じゃんけんに負けて、席に戻った。 「成人会員狙いね!」 うなずき合うと…。
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