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私はその日から、世間に対する見え方が変わったのだった。
いつも地面を見て、自分の足が交互に前に出されて歩いていく姿を見ていた。
でも、「前を見て歩く」と言うことを覚えたのだった。
街を歩けばカップルがいる。
子供がはしゃいでいる。
友達をつれて歩いてる。
みんな、
"ひとりぼっちじゃないんだ"
その頃から、私は繋がりが欲しいと思った。
でも私は家での忙しさを理由に、クラスで馴染むことも無かった。
話しかけられたら話しかける、程度のものだった。
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