415人が本棚に入れています
本棚に追加
「明後日なんだけどさ」
「祐作が帰って来るんでしょ?それで集まってどうすんのよ」
「それで…なぜか俺の手料理でパーティーになっちまって…」
「高須君の手料理!?確かにおいしいけど、どこでやんの!?」
「それで…その、川嶋の家で…」
「え~!?何で!?ってゆーかタイガーん家でいいんじゃね!?」
「大河ん家は…まあ、マンションじゃねーし…」
「で私ん家!?…もう皆に連絡回しちゃったの!?」
「いや…」
竜児はここで閃いた。もう回したんだ、悪い。といえば、いくら亜美といえど断れないだろう。
「まだなの?」
「ついさっき送っちまった…」
良心がいたんだが、仕方ない。場所はそこしかないから。
「じゃあ皆に断りメールしといて」
「ええ!?」
突然大声を出した竜児を、大河が怪訝な顔で見る。
そして、竜児から携帯をひったくった。
「おい、ばかちー」
「またかわったの!?で、何よタイガー」
大河は、小さくほんとに小さく脅すような口調で囁いた。
「ものまね150連発…主役降板…一生痛いキャラ…」
竜児はその時、確かに悪魔をみた。とは、本人の談。
最初のコメントを投稿しよう!