~始まった物語~

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私の目には、 サラサラとした細かい砂の上で美しい笛の音を響かせている青年が写った。 私はその青年に見入っていた。 彼が私の目にはとても輝いているように見えたからだ。 綺麗な青い瞳。 通った鼻筋。 たくましい体。 そう 私は彼に恋をしてしまったのだ。 人間である彼に人魚である私は恋をしてしまったのだ。
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