crystal snow

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君の小さくなっていく後ろ姿を ただ見ていた。 君は一度だけ振り返って、僕に手をふり あの頃と同じ顔で笑う。 僕も、それに答える様に小さく手を振る。 もう二度と逢えないと知っていた。 だけど最後まで 「さよなら」は言えないまま…… 一人きりで立ちつくす僕の上に 雪が降り 積もっていく。
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