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「なぁ…バカ姉貴??」
先ほどからじろじろと人から見られている視線に耐えかねたのか拓斗が小言でマコトに話し掛けた。
「何??拓斗くん??服装が変なんだから見られるのは当たり前だよ!」
気づいてたのかと思ったが何か考えがあるのだろうと黙ってついていった。
一方マコトは考えがハズレているらしく肩を落していた。
マコトたちがいるのは甘味処。つまりは沖田総司がこの服装を見て異国のものだと判断してくれるのを期待していたのだ。
マコトはため息をつきながら途方に暮れていた。
[沖田サンって甘いの好きでよくさぼってるんじゃないのぉ??]
心中穏やかではないのだが、こんなことでへこたれるマコトではなかった。
甘味処のお姉さんを捕まえて今は何年なのか聞いてみることにした。
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