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聞いたところによると今は文久3年…壬生浪士組の時だなぁ。
「拓斗くん!」
「ハイ!ナンデゴザリマスルカ?」
「なんで片言??まぁ、とりあえず壬生村行くよ!」
「壬生村って何処だよ??道わかるのか?方向音痴め。」
「多分ね!なんくるないさぁ♪」
「それじゃダメだろうが!バカ姉貴!」
「なんだとぉ!」
兄弟喧嘩が勃発し、ただでさえ目立つのでかなりの人が引いていた。
後ろからは走って来る数人の足音も声も今の2人には届いていないようだ。
「大体、あそこで叫んだりしなけりゃ……って…」
後ろからひんやりとした何かの感触に驚き拓斗は言葉に詰まった。
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