いざ!幕末へ!

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土方は斎藤に目配せし、斎藤は部屋から出ていった。 しばらくすると、何人かの足音が聞こえ、バンっと障子が開き、マコトと拓斗が振り返ると小柄なイケメンが立っていた。 [ヤバイ。カッコいいんですけど…つか負けた…] [誰だろ??藤堂サン??] 拓斗は若干落ち込み気味でマコトは誰なのかを推測し始めていた。 すると、男が口を開いた。 「土方さん!話しって何ですかぁ??」 「総司!てめぇ声くらい掛けやがれ!」 「嫌だなぁ。土方さん!秘密…バラしちゃいますよ?」 どうやら秘密をばらすと笑顔で言っている人物は沖田総司らしく、マコトはかなり落ち込んでいた。 「ヒラメ顔じゃない~。けど…定説が間違っていたのが発見できたからいいのか…??」 ぶつぶつと言いながら自分の世界に入ってしまっているマコトを余所に、人が集まってきた。
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