マコトと拓斗

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「……き…よ!……」 爽やかな朝早くから大きな声が聞こえる。 しかしながら、ベッドの中の住人は幸せそうな顔で惰眠を貪っている。 傍らにはため息をついている男がいる… 男は掛け布団を引き剥がすと大声でこう言った。 「梅のはなぁー一輪咲いても「梅は梅!」…おは。バカ姉貴。」 姉と呼ばれた方は仕方なく起きるといきなりこう言い出した。 「おは。拓斗くん。バカ姉貴じゃなくてマコトお姉ちゃんって呼ばれたい♪つか、タイムスリップして幕末に行きたい!」 拓斗と呼ばれた方はため息を付き、こう言い放つ。 「アインシュタインの相対性理論を崩したら行けるかもね!悔しかったら光の早さより早く動け。」
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