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マコトたちがようやく京都についた頃には夕方になっていた。
これはマコトが途中のパーキングで寝てしまったからである。
仕方なく旅館にチェックインしてマコトと拓斗はのんびり京の街並みを楽しんでいた。
「拓斗くん。なんで新選組は亡くなってしまったんだろうね…」
不意にマコトがそんなことを言い出した。
拓斗はため息をつきながらこう言った。
「時代の流れ」
一言だが正論。
これ以上喋ったら許さないと黒いオーラをまといながらニコニコとしているといきなりマコトが窓を開けて叫んだ。
「神様ー!私は新選組の過去を変えたいです!」
いきなりのことで呆然とするがそこはマコトの弟である拓斗が聞こえるように、「むり」と言った。
すると、[願い聞き届けたり…]と頭の中で聞こえ、二人はそのまま気を失ってしまった。
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