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これは……6月に入って間もない頃の事です…………
俺は小説のネタや進学、テストなどで行き詰まった時、蛍や星が見たい時によく一人で散歩をするんです。
それで、俺はその日も一人で散歩していました。
暗い夜道を星を見ながら歩いていたんです…………
その日はよく晴れていて、風も余り無かったので、蛍がいないか探してみようと思っての散歩でした。
見つからなかったら見つからなかったでいいや、そんなことを考えながら歩いていました。
ところで、皆さんは一人で夜道を歩く時、後ろに気配を感じることは在りませんか?
シャワーを浴びている時はどうでしょうか?
又は……こうして、小説を見ている時、誰かの視線を感じませんか?
俺は、その日蛍が見つからなかったので家に帰ることにしたんです。
暗い夜道をいくつかの街灯が照らしていました………
動く物など何も無く、静かな……ただ静かな闇と静寂が続く道を歩いていたんです。
暗い所に長く居ると、俺はつい……怖い話しを思い浮かべてしまいます。
その日も、俺はちょっと怖いことを思い浮かべてしまったんです。
そういうこと思い浮かべると、後ろに視線を感じてしまうんですよね…………
普段なら、そういう時後ろを見ても何も無いんですけどね…………
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