前触れ。

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自分の部屋に入り、 鞄を開けると、 朝の手紙を思い出した。 ………読むか…。 手紙を開けようとした瞬間、 ノックの音が聞こえた。 「は、はい……」 「お兄ちゃ~ん、 ちゃんとノックしたよ~ えらい~?♪」 ドアの向こうから、 莉子の声が聞こえた。 ノックしてくれて よかった………; 「あぁ、入っていいよ」 すぐさま 手紙を鞄にしまい、 鞄を机に置いた。 ガチャ 「お兄ちゃん…… あのね…… ちょっと……………… 聞きたい事があって………」 普段笑顔の莉子が…… 暗い顔をしていた…………
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