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…何分くらい経っただろうか。
雄大と千春の行為も
終わったようで、
雄大は服を着ている途中で、
千春は顔まで布団をかけて
何もしないでいる。
ちなみに俺は
『もう終わったから』と言われ
背を向けず千春を見ている。
「………千春…」
「…………」
「ご…ごめんね…千春ちゃ…」
莉子は泣き出してしまった。
やはり罪悪感に
耐えられなかったんだろう。
雄大は服を着て自室に向かい、
千春はもう少し居ると言っていたので、
俺と莉子で部屋に戻った。
「あのさぁ莉子…」
「……な…に…」
莉子はまだ
少し泣いているようだ。
「伝えたい事があるんだ。
だから……俺の部屋に
来てくれないか……?」
伝えようと思うんだ。
気付いてしまった気持ちを。
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