1 消えないもの

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--曲がりくねった道の先に   待っている   いくつもの小さな光   まだ遠く見えなくても   一歩ずつ   ただそれだけを   信じてゆこう-- …絢香だ。 スゥ…。 ため息をついた。 私を待っている人なんて いるのかな…。 ふとそう思ってしまう。 --一曲終わり、 部屋が静まり返る。 と、同時にきこえてくる。 二人の女性の泣き叫ぶ声。 …私のお母さんと おばあちゃん。 あの日からずっとそう。 私はお母さんも おばあちゃんも大好き… …だった。 あの日から… あの日から嫌いになった。 信じられなくなった。
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