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--曲がりくねった道の先に
待っている
いくつもの小さな光
まだ遠く見えなくても
一歩ずつ
ただそれだけを
信じてゆこう--
…絢香だ。
スゥ…。
ため息をついた。
私を待っている人なんて
いるのかな…。
ふとそう思ってしまう。
--一曲終わり、
部屋が静まり返る。
と、同時にきこえてくる。
二人の女性の泣き叫ぶ声。
…私のお母さんと
おばあちゃん。
あの日からずっとそう。
私はお母さんも
おばあちゃんも大好き…
…だった。
あの日から…
あの日から嫌いになった。
信じられなくなった。
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