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ここはどこだ?
私は母国に帰って来て自分の部屋で寝たはずだ。
さらに私は屋外に居る。しかも、なぜか赤々とした火山がある。
どういう冗談だ。
ここは地球では無いのか?
しかも寝ていたはずなのに私は立っいる。
「そこの兄ちゃん、ここは危ねーぞ!!さっさと自分の村に戻りな!」声のした方を見る。
!!
そこにはなぜか大鎌を持った、ピエロがいた……。この場所には全く似合わない。もう一度言おう。似合わない。
あ、ピエロが近付いて来た。
「てめぇはなにしてんだ!あの火山が見えねぇのか!!お前は死にてぇのか!!!」
「私はこの世界の住人ではない」
「はぁ?」
「だから、ここがどんな所か分からない」
「………なんか分からないけど、ここがどんな所か分からない上、行く宛てがないのか?」
やばいことぐらいはわかるが。
「そういうことだ」
「なるほど」
ピエロは閃いたように頷く。
「なら俺んとこの村にこいよ。つか、来るよな?」
何故か、断る雰囲気では無くなってしまった。
「わかった。貴方の村へ行こう」
「よし!!んじゃさっさと行こうか」
と、言うことでピエロの村に行くことになった。
余談だがこの時私は『ピエロの村だから、ピエロだらけなのか?』と思ってしまった……。
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