プロローグ

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遡ること4年。 私、木立宵(コダチ ヨイ)と双子の姉、旭(アサヒ)は、両親を交通事故で一気になくした。 まだ中学生だった私達は、同じく昔に夫と息子を亡くした叔母に引き取られた。 叔母とは血の繋がりはなく、毎日毎日きつくあたられる日々が続いた。 しかし私達は耐えるしかなかった。 他に帰る場所がなかったからだ。 この生活も、大学生になるまでだと思い、2人で耐え続けた。 そして念願の大学生になったこの春、とうとう叔母が末期がんで死んだのだ。 こうして、私達の夢の毎日は始まった。
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