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しかし十歳の時、僕はあることをきっかけに生きるのが嫌になってしまい
ついに手首を切るという自傷行為に走ってしまった
すると普段温厚でほとんど怒らなかった母が物凄い剣幕で怒りだした
「あなたは自分の命をなんだと思っているの!
世界には生きたくても、生きれない人もいるし、私達は様々な生き物の命を食べて生きているの!
ちゃんとその命の分まで生きなさい!
何よりあなたは自分が嫌いかも知れないけど、私にとってはそれこそ命より大切なんだから…」
最後には母は泣きだしていた
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