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紅「よそ見しとるからや…」
浪2「よそ見しとるのはおまえや」
紅「!!!」
違う声がすぐ近くでしたと思ったら足に鋭い痛みが走った
紅「うぁぁあっ」
碧「紅ぃっ!!!」
痛い……
痛くて立てない……
紅「碧っ…ハァッ…っ…逃げてっ!!」
碧だけに聞こえるように、呟いた
碧「いややっ紅もっ」
紅「うちはもう駄目や…
この足じゃ逃げられへん。だから…」
浪「なにこそこそはなしとるんじゃっ」
右腕から血を流した浪士が怒鳴り、私の目の前にきた
チャキ…
刀を構える音が頭の上でした…
浪「死ねや餓鬼」
ビュッと風を切る音
これでいいんや…
死ぬのが自分でよかった
でもできることなら碧を逃がしたかったな…
目を閉じて次にくるであろう痛みを待った
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