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「試験終了です。作文用紙を後ろから集めて下さい。」 髪の長い、スーツを着た綺麗なお姉さんがそう言った。 後ろから作文用紙が回ってきた。 チラリと見えただけだったから、何を書いてあるかわからないけど、みんな作文を埋めている。 3行しか書けてないのなんてきっと僕だけだ。 あーあ… 終わったな。 僕は一番前だったから、お姉さんに後ろから回ってきた作文用紙を集めて渡した。 僕の作文が一番前になる。 試験官のお姉さんは僕の作文をチラリと見て、他の作文に重ねた。
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