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俺は何か大笑いされるような事をしたのだろうか? 完璧な笑顔だったはずなのにぃー!! 大笑いとはヒドイぞ!!そこの君!! 「だ… …だってさー… プフ……だって……君凄い変な顔してるよー!!」 なぬーー!!!変な顔は元々だよ!!なんて失礼な奴だ!! ヒドイ………酷すぎるぅーー げんちゃんに泣き付いてやるぅー!! 「ヒーヒー……あー……ごめん!!泣かないで!!違うんだ!!そういう意味じゃなくて あまりにも笑顔が下手くそだから 顔が変とかで笑ったんじゃないよ!!」 そーなの?……てか泣いてないし!! ちょっと目から水こぼれただけだから………シクシク 「あー……ほらほらー泣かないの!よしよし……」 母さんと げんちゃん意外に頭を撫でられた事がない俺は激しく動揺し恥ずかしっ……。 「ごめんね。本当に違うんだよ?ていうか君は むしろ僕の好みのタイプだし! 良かったら お友達になってよ! 僕は 佐伯 カケル。 君は?」 好みのタイプ?好みのタイプ?! 俺と同類?! しかもおともだち?? お友達!!俺にもお友達が出来る!! 嬉しすぎて号泣する俺を見て さらに慌てる佐伯君。 号泣している場合ではない!! 名を名乗らねば!! 「 ……寺島……泉……」 やっとの思いで名を名乗った。
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