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「……ぅん。終わった。というか……
泉……いいぞ……ん…いいな…凄くいい。」
気持ち悪いんですけど この人…
目元と口元がピクピクひきつってるんですけど…
激しく気持ち悪いんですけど…。
『げんちゃん…気持ち悪い。』
俺のドンビキぶりに我に戻った気味のげんちゃんがコホンと一つ咳払いをし 俺の頭を撫でた。
「二人の世界にはいるの止めてよ。源二 大変になるなー。ご愁傷さま。頑張れよ!ナイト様。」
なんの話だ?
俺にも分かるように話せ。敦とやら。
心の中では呼び捨ても出来るぞ。ムフ
「さっさと勘定しろ。いくらだ?泉を見るな。触るんじゃねぇよ。」
おぉぅ?!いつもの話し方はどうした?こんなヤンキー君みたいな話し方初めて聞いたぞ。
そして 敦とやら 人の尻を撫で回すのをやめろ。
お前は好みじゃねぇー。
とりあえず俺の顔は赤面だ。顔で軽く湯が沸かせる。
好みではないにしろ この敦とやらイケメンなのだ。
こんなイケメンと話したことない。
もうーお願ーい やめてー。
軽く失神しそうなんですけど!
「はいはい。んじゃ泉君 また来てね。」
人見知りな俺は げんちゃんの後ろに隠れてモジモジ…。
げんちゃんより俺の方が背が高いから隠れてはないんだけどな…。
そんなことは どうでもいいんだ。早く帰りたい。げんちゃんがブツブツと敦に文句を言っているが服の裾をツンツン引っ張って帰ろうアピールをする。
それだけで分かるげんちゃんも凄い
「あぁ。分かった。」
俺の背中を押して外に出た。
げんちゃん エスパーか?!
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