エルフ「たすけて…誰か…」

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   …………   エルフ「はっ、あ……あぁ、ぅ」ガクガク   親分「よーし、もうそろそろいい具合だろ」   下っ端「うへぇ…最早何の汁だか分っかんねぇ」   親分「それじゃ、犯る前にコッチの準備もしてもらおうか」ズイッ   エルフ「へ…、ぇ?」   親分「遅かれ早かれするんだ、ほら、手でも口でもいいからさっさとやれ」   エルフ「もぅ、…や…」   エルフ「誰か…助けて…!」         親分「助けてだぁ? はんっ! 誰も来ねぇよ、こんなトコ」   「来ましたよ」   親分「あぁん? うぐぉ!?」ドサッ   「峰打ちっていうそうです。まぁ、鞘ですけど」   エルフ「へ、え…ぁ、あ?」   「遅くなってごめんね、迷ってたんだ。  さ、これ羽織って」   エルフ「あ、あ……あぁ」   「帰ろうか、ね?」   エルフ「うえっぐ……うえぇ、えっ…うえぇぇん…」グスグス   「大丈夫。もう、大丈夫だよ」         エルフ「…あんまり見ないでよ?」   「善処いたします」   「…体、傷付けられたりしてない?」   エルフ「…一応、は。うん」   エルフ「ね、男?」   「ん、なに? やっぱり抱っこはイヤ?」   エルフ「んーん、抱っこのままがいい。    そうじゃなくてね? 助けてくれた時、あの…えっと……私の…その……み、見た?」   「…不可抗力だったんです」   エルフ「っ!!」カアァー         エルフ「…責任」   「はい?」   エルフ「とってね、男。責任っ」   「えっ、え? えぇ? せ、責任?  あの、責任って……そもそも、どこでそんな言葉を…」   エルフ「…見たのに、私の」グスッ   「あー…うー……か、考えさせて下さい、色々と。突然すぎて、ちょっと追い付けません…」          タッ タッ タッ タッ!   ?「くたばり、やがれ…!」ブォン   「え? ぐっ…! あ…」ドサッ   エルフ「痛っ! お、男! どうしたの!?」   親分「よくも人のこと殴ってくれたなぁ……お返しだよオラァ!!」ブォン   「がふっ!」   エルフ「や、何すんのやめてよ! やめてよぉ!」   親分「あぁ? じゃあそこに寝っ転がって股ぁ開きな。売り物にならねぇくらいメチャクチャにしてやらぁ!」   エルフ「っ……それで、やめて、くれるんだったら…」   「…ダ、メだ……ェ……フ…」ギュウ  
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