勇者「魔王倒したけど…」

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   そして 夜が明けtドゴンッ!   勇者「しゃーオラ! 起きろコンニャロー!」   旅人「ふぁははい!? なんれふ!?」   勇者「ぐっもーにん、旅人さん。清々しい朝やで!」   旅人「朝って……まだうっすら暗いですよ!?」   勇者「次の目的地は鉄の街。要塞のような城が有名d 旅人「準備完了。行きましょう!」キリッ         勇者「さて、旅人さん」   旅人「なんでしょう、勇者さん」   勇者「目の前のアレは何かな?」   大型魔獣「ヴルルルル…!」   旅人「……朝ご飯、ですか?」   勇者「大正解。じゃ、早速調理するから」   旅人「はーい」          魔獣はいきりたって 勇者に襲いk   勇者「踊り食いは趣味じゃないんだ。ドンムブ、死の宣告、ヘイスト」   旅人「ナイフとフォーク、おっけーです」   勇者「中に火を通そうね。表面はこんがりと。ザグルゼム、テオザケル、ベギラゴン」   旅人「取り皿、用意おっけーですー」   勇者「あ、毛と皮を剥がないと。バギクロス、エアロガ」   旅人「テーブルと椅子、立てましたー」   勇者「食事の邪魔をされるのは勘弁だね。光の護封剣、聖なるバリア・ミラーフォース」         旅人「勇者さんって、どこであんな魔法覚えたんですか?」モグモグ   勇者「前に言ったっしょ? 旅の扉で出た先々で覚えたって」グギギギ   旅人「こっちでは見ない魔法ばかりですね。今度私にも教えてもらえませんか?」パクパク   勇者「んー、機会があればね……んぎぎぎー!」グイーン   勇者「このっ…スジ肉が…!」ミョイーン         勇者「着いたよ、鉄の街」   旅人「わぁー! あれが噂の……」キラキラ   勇者「なんだっけ? 白を基調としてるから、ホワイトベースって呼ばれてるんだったか」   勇者「なんかあの中から、巨大な何かでも出てきそうだ。白い悪魔とか」   旅人「はぁ~…外からの侵入を許さない外壁の鋭い攻撃性…見え隠れする砲筒…」ウットリ   旅人「噂に違えない。まさに要塞! です!」   勇者「満足?」   旅人「はい! それはもう!!」フンス   勇者「鼻息、鼻息抑えて」  
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