学園へ

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予想通り中で待っていた ルビアが嬉しそうに こちらへ駆け出し、 思い切り抱き付いてきた。 その反動で少しよろけながらも ただいま、と返事を返す。 「ルビア、手紙が届いていたわ。 一緒に読みましょう?」 ルビアが私から 少し離れたところで、本題を出す。 実は気になって しょうがなかったのだ。 こんな辺鄙な場所にくる 手紙なんて滅多にない事。 けれど、興味津々と 悟られたくないため、 顔には出さないが 声には露に出てしまい 早口で捲くしたててしまった。 それを悟られたのか ルビアはクスクスと笑いながら 台所へ向かい、 紅茶のポットやティーカップなど 紅茶の一式を持ってきて、 机に置きながら、にっこりと 嬉しそうに言った。 「じゃあ、紅茶でも飲みながら ゆっくり読みましょう、お姉さま?」
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